QRコードが読み取れない・使えなくなったときの原因と直し方
最終更新: 2026/10/17
結論から言うと、以前は読めていたQRコードが急に使えなくなった場合、まず「リンク先を変えられるQRコード(動的QRコード)の無料体験や契約が終わっていないか」を確かめてください。次に、リンク先のページが消えたり移動したりしていないか、そのあとに印刷や表示の問題を確かめます。
QRコードが読み取れないときは、次の順に確認してください。それぞれ、確認方法と直し方を書いています。
1. 無料体験や契約の期限が切れた(動的QR)
読めていたものが突然止まったなら、まずここを疑います。動的QRは、サービス会社のサーバーを経由してリンク先に移動する仕組みです。そのため、無料体験や契約が終わると、会社側で止められることがあります。体験の終了後は、リンク先ではなく会社の案内ページが開くサービスもあります。
確認:QRを読み取り、開く前に表示されるURLを見てください。自分のサイトではなく、サービス会社の短いURLなら動的QRです。そのサービスにログインして、プランの状態を確認します。
対処:契約を更新・再開するか、自分で管理できるQRに作り直して刷り直します。くわしくは無料体験のあとQRが止まるときの対処(英語)をご覧ください。
2. リンク先のページがなくなった
QRコード自体は正常でも、開く先のページが削除・移動されていると、エラー画面が出ます。読み取りの失敗ではなく、「ページが見つかりません」のような表示になるのが目印です。
確認:リンク先のURLをブラウザで直接開いてみます。対処:ページを元に戻すか、自社サイトで新しいページへの転送を設定します。動的QRならリンク先を変えるだけで直ります。静的QRの場合は転送設定か刷り直しが必要です。印刷後にQRコードを変更する方法も参考にしてください。
3. 印刷や表示に問題がある(QRコード 読み取れない原因)
- 小さすぎる:カメラが模様を見分けられるよう、大きめに印刷します。URLが長いと模様が細かくなるので、特に注意してください。
- コントラストが低い:白っぽい背景に濃い色で印刷します。薄い色や、写真の上に重ねるのは避けましょう。
- 白黒の反転:暗い背景に明るいQRは、読めない機器があります。明るい背景に暗いQRが安全です。
- 余白(クワイエットゾーン)がない:QRの周囲に、少なくともQRの4マス分の余白を空けます。文字や枠線が接していると読めなくなります。
- 光の反射・曲面:ツヤのある紙やビンは反射します。マット紙や平らな場所に貼ってください。
- 汚れ・破れ・ロゴの入れすぎ:傷みがあれば刷り直し、ロゴは小さめにします。
4. QRの中身が間違っている
Wi-Fi用のQRは、ネットワーク名・パスワード・暗号化方式のどれかが違うと接続できません。あとからパスワードを変えた場合も同じです。Wi-Fi用QRコード作成ツールで、正しい内容で作り直してください。名刺用は名刺(vCard)用の作成ツールで入力内容を見直せます。
5. スマホやカメラ側の問題
- レンズを拭き、スマホを手のひら1枚分ほど離して、動かさずに構えます。
- 明るい場所で、画面をタップしてピントを合わせます。
- カメラアプリを更新するか、別のアプリを試します。古い機種では読み取りアプリが必要なこともあります。
- 別のスマホでも試すと、QRの問題か端末の問題か切り分けられます。
印刷したQRコードが読み取れないとき
画面では読めるのに、紙にすると読めなくなることがあります。次の点を確認してください。
- 大きさと読み取り距離:読み取る距離の約10分の1の幅が目安です。たとえば2m離れて読むポスターなら、幅20cmほどが必要です。
- 解像度:小さなPNGを拡大すると縁がぼやけます。印刷サイズに合わせて、大きなPNGかSVGで書き出してください。
- 色:明るい背景に濃い色が確実です。薄い色は、見た目では分かっても、カメラでは読めないことがあります。
- 余白:周囲に4マス分ほどの余白を残します。レイアウトの都合で余白を切ってしまうのがよくある原因です。
- 紙の質:ツヤのある紙や曲面は反射します。マットな紙と平らな面が向いています。
- 本番の前に試す:実際のサイズで1枚刷り、2〜3台のスマホで、使われる距離から読み取ってみましょう。
iPhoneでQRコードが読み取れないとき
- 設定を確認:「設定」→「カメラ」を開き、「QRコードをスキャン」がオンか確認します。
- コードスキャナ:新しいiOSでは、コントロールセンターに「コードスキャナ」を追加して、そこから読み取れます(「設定」→「コントロールセンター」)。
- ピントと明るさ:スマホを動かさず、QRをタップしてピントを合わせます。反射も避けてください。画面上部に出る表示を、少し待ってからタップします。
- それでもだめなら、スマホを再起動し、別の端末でも試してQRと端末のどちらの問題かを切り分けます。
AndroidでQRコードが読み取れないとき
- カメラアプリ:機種によっては、カメラを向けるだけで読み取れます。そうでない場合は、カメラにあるGoogleレンズのボタンを使うか、Googleアプリからレンズを開いて読み取ります。
- Galaxyなど:カメラの設定に「QRコードをスキャン」の項目がある機種があります。機種によっては、オフになっていることがあります。
- 更新と再試行:カメラとGoogleのアプリを更新し、レンズを拭いて、明るい場所で試します。
設定画面の名前は機種やバージョンで異なります。見つからないときは、設定の検索で「QR」を探してください。
カメラが真っ暗で読み取れないとき
- カメラの許可:ブラウザやアプリにカメラの使用を許可しているか、スマホの設定で確認します。
- 他のアプリが使用中:ビデオ通話や別のカメラアプリが開いたままだと、カメラが使えません。いったん閉じてください。
- 再起動:アプリを閉じて開き直し、それでもだめならスマホを再起動します。
- レンズにカバーやケースがかかっていないかも見てみましょう。
静的QRと動的QRの見分け方
QRを読み取り、開く前に出るURLを見ます。自分のサイトのURLなら静的QRで、会社側で止められることはありません。サービス会社の短いURLなら動的QRで、そのサービスの状態に左右されます。
QRMapleについて
QRMapleは、リンク先を変えられるQRコードを1回払い(ベーシック$39・プロ$79・プレミアム$119)で使えるサービスです。QRの数も読み取りも無制限で、購入から60日以内は返金でき、QRの一覧はCSVで書き出せます。月額がないので、支払い切れで止まる心配はありません。ただし、QRMapleは新しいサービスで、動的QRはQRMapleのサーバーが動いていることが前提です。その点はご了承ください。無料ツールで作れるのは白黒の静的QRで、期限はなく、あとから変更はできません。
永く使う印刷物は、無料の作成ツールで静的QRにしておくのも確実な方法です。
よくある質問
- QRコードが急に使えなくなったのはなぜですか?
- 動的QRの無料体験や契約が終わった可能性が高いです。サービスに登録したアカウントで状態を確認してください。
- 静的QRと動的QRはどう見分けますか?
- 読み取り時に出るURLを見ます。自分のサイトなら静的QR、サービス会社の短いURLなら動的QRです。
- QRコードに有効期限はありますか?
- 静的QRには有効期限がありません。動的QRは、サービスの契約や無料体験の期限に左右されます。
- 印刷したQRが読み取れないときはどうすればよいですか?
- 大きさ、コントラスト、周囲の余白、反射を確認します。直らなければ、大きめに作り直して刷り直してください。
- iPhoneでQRコードが読み取れないときは?
- 「設定」→「カメラ」で「QRコードをスキャン」がオンか確認します。コントロールセンターのコードスキャナも使えます。